北朝鮮からの砲撃を受けた韓国・延坪島で、
大部分の住民が島外に避難する一方、
ペットとして飼われていた犬が置き去りとなっている。
砲弾で傷ついたり、子犬が大きな犬に襲われ
命を落とすケースもあり、動物愛護団体が調査や保護に乗り出した。
島には1300人の住民が暮らしていたが、
砲撃後に脱出が相次ぎ約30人まで激減。
集落の大半は空き家となった。
鎖でつながれた犬の姿も目立つほか、
飼い主が島外に去る直前に放した犬も。
韓国メディアによると、その数は200~300匹に達する。
残った住民や同島役場の職員らが餌を与えることもあるが、
大部分は「飢えとストレスに見舞われている」という。
こうした状況を受け、動物愛護活動を行う非政府組織(NGO)
「動物自由連帯」のスタッフ3人が28日に現地入りした。