2011年8月17日水曜日

動脈硬化と喫煙

喫煙習慣と動脈硬化性疾患は、多数の調査で密接な関係にすることが明らかにされています。
喫煙者では冠動脈疾患の発症は大量喫煙者だけでなく、1日10本以下の喫煙者にも認められ、喫煙本数の増加とともに高くなります。
その危険度は非喫煙者の2~3倍にも及びます。

喫煙により、血管内皮の損傷が起こりやすくなりますし、HDLコレステロールも低下します。
また、実験でも、LDLの変形が生じることが示されています。

その他に、ニコチンや一酸化炭素など、多くの物質が、単一物質として作用するだけでなく、相加相乗的に働いて、血管壁をいためることも考えられています。
このように、動脈硬化の発症と深いかかわりをもつ喫煙習慣も、禁煙したあとでは心筋梗塞などの危険度が、喫煙していない人と同じ程度まで低下します。

喫煙は、悪性新生物(ガン)など、動脈硬化性疾患以外の疾患の発生をへらすことにもなります。

2011年8月13日土曜日

アレルギーは身近な病気

アレルギーは今やもっとも身近な病気の一つです。

花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、化学物質過敏症、食物アレルギーなどは、すべて免疫反応と呼ばれるアレルギー症状の一種なのです。
どれもよく耳にする名称です。
これらアレルギー疾患は、その年々その患者数が増加しています。

免疫反応とは、有害な異物に対して生体が持っている防御機能の一つです。
体内に外から侵入した異物は、免疫反応では「抗原」といいます。
その抗原に対抗するために生体が作り出す物質は「抗体」と名付けられています。
抗体を作り上げて体を守るために働く免疫反応のことを「抗原-抗体反応」といいます。

抗体は抗原が持つ病毒性を中和したり、他の物質と結合して抗原を破壊したり、または抗原を食べてしまう食細胞などに働きかけます。
抗体をつくるのはリンパ球といわれる白血球の一種です。
リンパ球は体内に侵入した抗原を見つけると、活性化して抗体を作り出します。

2011年8月11日木曜日

朝バナナダイエットのメリットとデメリット

●朝バナナダイエットをするメリット
朝食の準備・後片付けがラク
味覚が鋭くなり食事がおいしくなる
おやつはたべていい
飲み会OK(頻度・量は個人差あり)
自信が増す→姿勢が良くなる
痩せる
視線がうれしくなる
目覚めが良い
集中力が高まる
イライラしづらくなる
便秘解消効果が期待できる
むくみにくくなる
美肌になる
整理の調子が良くなる
健康診断で医師に褒められる

●朝バナナダイエットをするデメリット
朝食に制限がある
飲み物に制限がある
深夜は果物だけ
日付が変わるまでに寝なくてはいけない
バナナを頻繁に買わなくてはいけない

●朝バナナダイエットをしないメリット
好き放題食べられる(種類・量・時間帯)
好きなものを飲める
夜更かしができる

●朝バナナダイエットをしないデメリット
疲れやすく、疲れが抜けにくい
足腰に負担がかかる
目覚めが良くない
集中力が低下しやすい
ダイエットしなきゃと漠然とした焦り
自己管理ができないと思われる
外見で損をする
服選びが不自由
肌のトラブルが起きやすい
むくむ
便秘がち
生理痛が重い
視線が痛い→姿勢が悪くなる
現在または将来的に通院・治療の時間・お金・痛み
健康診断で医師に脅される

2011年8月5日金曜日

不規則な生活とダイエット

不規則な生活はダイエットにとってマイナス要因です。
寝不足が続けばイライラし、ストレスもたまってきます。
食べることでそれを解消しようという気持ちが働けば、当然、ダイエットは失敗します。

夜更かしは、一色即発の危険な状況をつくる行動パターンでもあることを覚えておきましょう。

体重を計るだけで痩せられる-といいます。
これは事実です。
体重は計れば計るほど痩せられるのです。

何kg減らしたいのか。
その数字が大きければ大きいほど、ダイエットに取り組むことに二の足を踏んでしまうことでしょう。
たとえばその数字が1kgか2kgだったらどうでしょうか。
今すぐにでもダイエットをはじめようと思うのではないでしょうか。

体重を頻繁に計ることの効用はここにあるのです。
毎日体重を計っていれば、もし1kg増えたらすぐに食事量を少し減らし、運動するよう心がければ、また戻ります。

しかも、体重を計らずに放っておくと、いつの間にか4kg、5kgと増えてしまい、少し食事を減らしたり運動をしたくらいでは、なかなか元に戻らなくなっています。
こうなるとあきらめて、さらに3kg、4kg・・・まさに悪循環です。