2012年1月26日木曜日

脂肪肝の種類

脂肪肝にはアルコールによるアルコール性脂肪肝と、アルコールと関係なく発生する脂肪肝とあります。
後者は良性なので病気の中には入らないとする医者もいますので、脂肪肝を云々する場合、前者について行われることが多いのです。

いずれにせよ原因は中性脂肪で、これが肝細胞内に多く蓄積(沈着)すると色々の症状が発生してくるのです。
進行すると肝硬変になり、「脂肪性肝硬変」という、やっかいな病気になります。
なぜ肝細胞の中に脂肪が蓄積するのか、少し詳しく調べてみましょう。

脂肪は肝臓内で作られたもの(合成)と、食べ物から摂取された脂肪とが肝細胞内に蓄積されるのです。
食べ物の脂肪は腸から吸収され全身の脂肪組織にいったん貯蔵され、ここから送り出されて肝細胞内に送り込まれるのです。
肝臓内の脂肪(脂肪酸)は、ブドウ糖と共にエネルギーとして利用されるのですが、大部分は酵素によってリポタンパクに変えられてから肝臓外に出され、全身の細胞に送られて使用されるのです。

したがって、それほど食品などから摂る必要はないのです。
アルコールなどによって酵素が阻害されると肝細胞内の脂肪代謝(分解・合成)が悪くなり、全身に配給し切れない脂肪(中性脂肪)が肝臓内に沈着するのです。

2012年1月24日火曜日

エイズの予防

エイズは知識と実践によって予防しなくてはいけません。
しかし、現実には日本人はエイズについて正しい知識を持っているとはいえないことが各種の調査で明らかになっており、それがエイズの感染を促進したり、時には、人権侵害を起こしたり差別を生じたりしています。
「エイズは一般の人の立場からいえば、エイズ感染者と性交渉をしない限り感染することはない」のです。
それとエイズという病気についての常識的な知識も日本人は貧困です。
これだけ教育レベルが高く、マスコミが発達している国にしては不思議な現象といわねばなりません。

エイズは全く新しい病気といわれていますが、本当にそうなのでしょうか。

少なくとも、今世紀の後半まで、人類の歴史には病気として登場していません。
その意味で新しい病気であるといえるでしょう。
もう一点は、エイズの病原体はウイルスですが、このウイルスが人間にとっては最高の「武器」とみられる免疫機能を破壊します。
エイズの詳細はこちら→http://aids-hiv.sg-p.jp/
こういう病原体は、今までの地球上には現れていません。
そういう意味でも新しい病気だということがいえます。
ただ単に新しい病気だというだけで、何週間かするうちに自然に治るような病気ならたいして問題になりませんが、免疫機能を破壊されれば、人間は必ず死に至るわけで、そこに問題があります。

2012年1月17日火曜日

自律神経失調症に関係のある症状

自律神経失調症と診断された人の中には、親や兄弟姉妹にも同じような症状をもつ人がいる場合があります。
これは、自律神経の調節が乱れやすい体質を受け継いでだためです。
体質的に自律神経の調節が乱れやすい人は、健康な人なら影響ないストレスでも、それが原因となって自律神経のバランスがくずれてしまいます。
自律神経失調症のひとつである本能性自律神経失調症は、このように体質的なものが影響して起こるのです。

自律神経失調症になりやすい体質の人は、赤ちゃんのころからそのきざしがあらわれてきます。

例えば、母乳やミルクを飲んでも、すぐ吐いてしまうことが多かったり、下痢を起こしやすかったりするのもそうです。
また、少しでも環境がかわると、変化に敏感で、すぐに大泣きしたりします。

幼児期では、自家中毒をよく起こしたり、熱を出しやすかったりする場合もあります。
乗り物酔いを起こしやすいこともそのひとつです。

思春期では、学校の朝礼の時など、気分が悪くなったり、脳貧血を起こしたりするのも、自律神経失調症のきざしです。
また、ほかにめまいや立ちくらみ、動悸、頭痛、便秘、月経不順、月経痛を訴えたりもします。

2012年1月12日木曜日

カーデニングで階段・門を飾る

階段のあるアプローチが、最近では増えはじめてきました。1段ごと、または1~2段おきに小型のプランター、鉢、ポットを置いているというのがだいたい普通です。

普段の生活スタイルに支障がないように、たとえば「プランターが大きすぎて、鉢、ポットを置きすぎて通行できない」とならないように、プランター、鉢、ポット、は大きさを考え小さめにしたり、余幅に合わせて容器を購入または作るとよいでしょう、その際、サイズやデザインを同じにするとすっきりとして効果的です。
スペースは十分にあるといった場所には、大きなサイズのプランターや鉢を置き、それに背丈のある花を植えるとさらに効果的になります。

階段に置く花の例として
パンジー、インパチェンス、プリムラ、ベゴニア・センパフローレンス、ペチュニア、
など、コンパクトかつ、まとまりのある花がよいでしょう。

門を飾る際も階段と一緒で、やはりここも毎日使う場所、門の開け閉めができなくならないように工夫をしながら飾りましょう。

門扉にはハンギング・バスケットをかけると門自体にアクセントがついて効果的。しかし扉の大きさを考慮し、バスケットのサイズをあまり大きなものにはせず、扉の開け閉めが出来る位のほうがよいでしょう。

門のわきの壁にハンギング、壁の足元にプランター、門柱には花鉢を、それぞれバランスよく置くととても効果的です。

2012年1月9日月曜日

脳ドックは症状のない脳梗塞や動脈瘤を発見できる

脳梗塞やくも膜下出血、脳出血、脳腫瘍などの脳の疾患は、生命を一瞬にして奪ったり、言語障害や片マヒなどの重い後遺症をもたらすことが多いものです。
こうした脳の病気を未然に発見するために始められたのが脳ドックです。
脳ドックを受診することにより、症状の出ない脳疾患を発見することができます。

自覚症状のない脳梗塞を、無症候性脳梗塞といいます。
多くは加齢によるもので、脳ドック受診者の約20%に発見されます。
ほとんどの場合、直径5mm以下の小さな梗塞ですが、数が増えたり、大きな梗塞を起こすと症状があらわれてきます。

それ以上に梗塞を進まないように生活改善を行います。
高血圧や糖尿病などの危険因子を持っている場合は、将来、脳梗塞を起こす確率がきわめて高いため、血栓を予防するために血小板療法を行う場合もあります。

脳ドックは、あくまでも無症状の人のための診断です。
現在、しびれやマヒなどの症状がある人はドックではなく診察の対象になります。

過去に、脳ドックを受診して異常が認められ、経過観察中であったり、精密検査や治療をすすめられているような場合は通常の診察の対象になります。

2012年1月5日木曜日

甲状腺の検査で気がかりなことは

触診は触れるだけですが、ときに少し圧をかけるように強く押すことがあります。
しかし、少しの間ですから、我慢しましょう。

また触診にあたって、水を飲むことがあります。
これは、水を飲んだときに甲状腺が上下に移動するので、触診がしやすいからです。

医師の前で「緊張するな」というのは無理なことでしょうが、なるべくゆったりとして診察を受けましょう。

甲状腺が腫れる→病気→治療→手術・・・と考えると、急に心配になってきますが、甲状腺は腫れていても治療を必要としない場合も多いのです。
最近では、手術することは非常に少なくなってきています。
甲状腺が腫れているだけで、あまり、悲観的にならないようにしましょう。

全体的に甲状腺が大きくなり、弾力があって、拍動を感じるときはバセドウ病の疑いがあります。
甲状腺が全体的にやわらかく弾性があるのが、単純性びまん性甲状腺腫、橋本病は甲状腺が全体にかたく、表面に凹凸があるのが特徴です。

甲状腺にできた瘤(甲状腺の病気の場合は結節といいます)の場合、押すと痛むかたいしこりのようなら亜急性甲状腺炎の疑い、珠のようなものが触れたり、それが、多数できているときは結節性甲状腺腫の疑いがあります。
また、亜性甲状腺腫の場合は結節がかたく、ときには周囲にまで広がっていることがあります。
甲状腺がはっきりと触れる場合は、少なくとも、なんらかの異常が甲状腺に起きているということです。

2012年1月3日火曜日

子宮筋腫と未婚女性特有の悩み

心筋梗塞は30歳以降に多いのですが、なかには20歳代で大きな筋腫をができている人もいます。
20歳代や30歳代で未婚の場合、まず産婦人科を受診すること自体に抵抗が大きいようです。
内診や経膣超音波などの検査が嫌で、受診をためらう人もいます。

このような場合は、おなかの上からみる経腹超音波や、直腸からみる直腸診ですませる方法もあります。
どうしても内診や膣からの超音波検査が嫌なら、主治医にその旨を話して、初めは経腹超音波などでみてもらい、慣れてきたら経膣超音波に進むよう相談してみるとよいでしょう。
ただし、筋腫の大きさや種類によっては、どうしても経膣超音波のほうが正確な情報が得られる場合があるので、嫌だからと避けるのではなく、慣れるように努力をしましょう。

手術が必要になった場合、からだに傷痕が残るのは未婚の女性では避けたいと思うのが当然です。
子宮筋腫の大きさや位置によりますが、可能な限り、腹腔鏡による手術や子宮動脈塞栓による治療を考えます。
当然、子宮は残す治療法を選びます。
また、年齢的に先が長いので、手術後の癒着や再発も考慮します。