苦くないアロエとは、まるで、新開発した商品のようですが、諸外国で用いられているアロエは大して苦くありません。
日本種ともいうべきキダチアロエは、葉も葉肉も苦みがあるのが特徴。
しかし、今回紹介する「不夜城」は、正葉を食べても苦みがない、食用には適したアロエです。
木曾岬町のアロエ健康法は、農家の主婦が中心となっているために、アロエを使った料理がほとんど。
でも、食事の中に取り込めるからこそ、家族全員が知らずに続けていたのです。
アロエをはじめて10年、くわしい調査結果はありませんが、木曾岬はほかの町と比べても、明らかに寝たきり老人がの数がが少ないといえます。
肌をきれいにするアロエの効果が、若い女性の肌も輝いて見えます。
町がこんなに穏やかなのも、人々が健康でいられるせいかもしれません。
連日訪れる全国からの見学者に分けられたために、アロエ畑は大部分が切り取られ、株分けされて、たいそう貧弱になってしまいましたが、木曾岬の町民が作り上げた「食べるアロエ健康法」は、着実に全国に広がりつつあります。