2011年10月27日木曜日

外用薬ステロイド剤とは

ステロイド剤とは、アレルギーの諸症状を抑えるために、内服あるいは外用薬として処方される薬です。
正式には副腎皮質ステロイド製剤と呼ばれ、副腎から分泌されるホルモンを合成して製剤化したものです。

ステロイドには二種類あって、ひとつは、糖質コルチコイドおよび鉱質コルチコイドと呼ばれる、副腎皮質でつくられる副腎皮質ステロイドです。
もうひとつは性腺ステロイドです。
性腺ステロイドには、アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンとプロゲスチンおよびエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンがあります。
男性ホルモンは精巣でつくられ、女性ホルモンは卵巣でつくられます。

副腎皮質ステロイドも精製ステロイドも、その原料となる物質はコレステロールです。
また副腎髄質ではアドレナリンがつくられ、自律神経系を調節shちえいます。

糖質コルチコイドではコルチゾールと呼ばれる物質が、鉱質コルチコイドはアルドステロンという物質が、副腎皮質ステロイドとして免疫システム、糖質代謝、鉱質代謝(電解質と水の平衡)などに重要な役割を演じています。