2011年8月13日土曜日

アレルギーは身近な病気

アレルギーは今やもっとも身近な病気の一つです。

花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、化学物質過敏症、食物アレルギーなどは、すべて免疫反応と呼ばれるアレルギー症状の一種なのです。
どれもよく耳にする名称です。
これらアレルギー疾患は、その年々その患者数が増加しています。

免疫反応とは、有害な異物に対して生体が持っている防御機能の一つです。
体内に外から侵入した異物は、免疫反応では「抗原」といいます。
その抗原に対抗するために生体が作り出す物質は「抗体」と名付けられています。
抗体を作り上げて体を守るために働く免疫反応のことを「抗原-抗体反応」といいます。

抗体は抗原が持つ病毒性を中和したり、他の物質と結合して抗原を破壊したり、または抗原を食べてしまう食細胞などに働きかけます。
抗体をつくるのはリンパ球といわれる白血球の一種です。
リンパ球は体内に侵入した抗原を見つけると、活性化して抗体を作り出します。