自律神経失調症は世代も性別も超えた万人がかかり得る現代病といえるのですが、割合からいえば女性が多数を占めています。
ホルモンの関係で、女性は自律神経失調症になりやすいといえます。
自律神経失調症になるのは、男性より女性が圧倒的に多いものです。
女性は、月経前後はもちろんのこと、妊娠や出産などによってもホルモン分泌のバランスが乱れます。
このホルモンの分泌を調整しているのが脳にある視床下部というところです。
ここは、自律神経の働きをコントロールしている「司令部」でもあります。
ホルモンの分泌のバランスが乱れると、それに影響されて自律神経にも乱れが生じてきます。
そのため、女性は自律神経失調症になりやすいのdす。
更年期の女性の自律神経失調症を「更年期障害」といいますが、これは、卵巣の老化に伴うホルモンの分泌量低下が原因となって起こります。
卵巣の老化は、早い人で35歳前後からはじまります。
男性にも更年期障害はあります。
更年期障害というと、閉経期に見られる女性特有の症状と考えられていますが、最近は中高年の男性にも同じような症状を訴える人が増えています。
男性の場合は、女性ほどの急激なホルモン分泌の変化はありませんが、老化やストレスによって心身のバランスが乱れ、自律神経失調症が現れます。