2010年7月11日日曜日

オームの法則

導線を流れる電流の強さ(アンペア)は電力(ボルト)に比例し、
電気抵抗(オーム)に反比例する。


オームの法則は、電気の流れにたとえると
わかりやすい。

高い所の水が管を通って低い方へ流れていく
様子をイメージしてほしい。

水の流れの強さが電流、管が水の流れを邪魔する
度合いが抵抗。

この抵抗がわかりにくい。

管の太さが細いほど、流れにくく抵抗が大きい、
と考える。

すると、電流は電圧が高いほど激しく、
つまり電流は電圧に比例し、抵抗が大きいほど
流れにくく、つまり抵抗に反比例する。


(ボルト)=(アンペア)×(オーム)
または
(アンペア)=(ボルト)/(オーム)

さて、洗濯機などの電化製品では、導線は絶縁物で
すべてカバーされている。

それが何らかの理由でハダカとなり、導体である
人間が導線の金属部分にさわると、電圧がかかり、
体を通って地面へ電流が流れようとする。

人の体の電気抵抗は、手足の表面が汗ばんで
ぬれていたりすると、小さくなる。

電圧は一定、抵抗が減少するので、
オームの法則により、電流が多く流れる。

ふつう、0.1アンペアの電流が心臓を
流れると死ぬといわれている。

風呂場など水場に電気洗濯機を置くな、
といわれるのもこうしたわけ。

もっとも、そうした場合でもアースさえ
つけておけば、大丈夫だが。

大部分の電流は抵抗の小さいアース線を
伝わって地面に流れ、電気抵抗の大きい
人体にほとんど流れないからだ。

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