2012年1月17日火曜日

自律神経失調症に関係のある症状

自律神経失調症と診断された人の中には、親や兄弟姉妹にも同じような症状をもつ人がいる場合があります。
これは、自律神経の調節が乱れやすい体質を受け継いでだためです。
体質的に自律神経の調節が乱れやすい人は、健康な人なら影響ないストレスでも、それが原因となって自律神経のバランスがくずれてしまいます。
自律神経失調症のひとつである本能性自律神経失調症は、このように体質的なものが影響して起こるのです。

自律神経失調症になりやすい体質の人は、赤ちゃんのころからそのきざしがあらわれてきます。

例えば、母乳やミルクを飲んでも、すぐ吐いてしまうことが多かったり、下痢を起こしやすかったりするのもそうです。
また、少しでも環境がかわると、変化に敏感で、すぐに大泣きしたりします。

幼児期では、自家中毒をよく起こしたり、熱を出しやすかったりする場合もあります。
乗り物酔いを起こしやすいこともそのひとつです。

思春期では、学校の朝礼の時など、気分が悪くなったり、脳貧血を起こしたりするのも、自律神経失調症のきざしです。
また、ほかにめまいや立ちくらみ、動悸、頭痛、便秘、月経不順、月経痛を訴えたりもします。