2010年6月6日日曜日

ドストエフスキー

私が生まれてはじめて、まともに本を読んだのは、
ドストエフスキー著の「罪と罰」だったと思う。

読んだ感想は、正直言って「意味がわからない」であった。

はっきり言って、学のない私には、難し過ぎた。

登場人物のロシア人の名前を読むのでさえ、
慣れないことであり、四苦八苦していた覚えがある。

やがて、時は経ち、再度、ドストエフスキーの「罪と罰」に
向かい合わなくてはならないときがあった。

そのときの、鮮明さというか、理解力といったら、
感動したのを、覚えている。

本というのは、一回きりではなく、時が経ったら、
何度も、読み返すべきである。

以前に読んだときよりも、全く、異なった印象を受ける。
全く、異なった理解を得る。

それは、人間が成長したことに、他ならない。

人は変わる。

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