2010年6月22日火曜日

ファラデーの電気分解の法則

電気分解の際、溶液に通す電気量と、
両極で変化する物質の量との間には
①陽極または陰極で変化する物質の量は、
通した電気量(電気×時間)に比例する。

②物質が異なっても、同じ電気量で変化する
グラム当量数は等しい。

プラスになりやすい金属イオン

金、銀、クロム、ニッケルなどの金属原子は
イオン(電気を帯びたイオン)になりやすく、
しかもプラスのイオンになる。

プラスのイオンは、マイナスの電気を帯びた
電子が不足してできたイオンだ。

これが溶け込んでいる溶液(めっき液)では、
この金属のプラスイオンと残りの原子郡の
マイナスイオンとが、ばらばらに分離した
状態になっている。

この溶液内に電極を入れ、その間に適当な
電圧をかける。

すると、金属のプラスイオンは陰極に引きつけられ、
電子をもらって、不足が埋められ、電気的に
中性状態になり陰極に引きつけられ、電子をもらって、
不足が埋められる。

電子的に中性状態になり、陰極の表面に付着する。

そこで、この現象を使い、めっきをしたい
金属そのものを陰極に用い、めっき液にはめっき液に
使う金属イオンを含む溶液を用いる。

金属イオンが陰極に付着していくと、液が薄くなっていく。

そこで、補充のために多くの場合、陽極にはめっきに
使う金属を用いる。

その際、どのくらいの電流を流すと、どのくらいの
暑さになるのかを教えてくれるのが、
ファラデーの「電気分解の法則」だ。

この法則は、1833年にかのマイケル・ファラデーが
発見した。

0 件のコメント:

コメントを投稿