浸透圧は、溶液が濃いほど薄める力が大きくなり、
温度が高くなるほど大きい。
「膜」への圧力は濃いほうから薄いほうへ
ナメクジ退治に昔から塩が使われてきた。
塩をふりかけると、小さな固まりになって
成仏する。
ナメクジの体内の水分が外部の食塩のそばに
しみ出したからだ。
浸透圧は、半透膜を隔てて、濃さの違う液体同士が
接触した場合に生じる。
半透膜とは、目には見えない小さな穴が膜に
無数にあいていて、穴より大きな物質は通らず、
小さな物質は通過できる膜のことだ。
たとえば、半透で隔てられた濃さの違う食塩水は、
薄いほうの食塩水から濃いほうへ、濃さを薄めようと
水が移動していく。
これを浸透という。
このため、薄いほうと濃いほうの液面に差ができ、
膜への圧力がかかる。
これが浸透圧だ。
浸透圧は、食塩水が濃ければ濃いほど、分子運動量が
激しくなり、濃さが高いのと同じ効果を発揮して、
大きくなる。
これが、ファントーホッフの法則、
またの名を浸透圧の法則
という。
PV=nRT
P:浸透圧
V:溶液の体積
n:溶液のモル数
R:気体定数(0.082)
T:絶対温度
左辺のVを右辺に移しN/vとしたものが、
濃さにあたる。
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