現実に存在する気体を扱うときの式
「ずれ」を組み込んだ数式
ボイル・シャルルの法則に厳密に当てはまる
気体は、現実には存在せず、扱うのは理想の気体である。
しかし、車のエンジン内部でガソリンなどを
燃やす内燃機関では、ガスはほぼこの理想気体の
状態方程式に従うとして支障はない。
一方、ボイラーなど、エンジンの外で燃料を
燃やす外燃機関ともなると、エンジン内部の水蒸気は、
気体の状態方程式は使えない。
その理由は、一言でいえば水蒸気は
お互いに組み込んだ
ファン・デル・ワールスの状態式に、
従わなければならない。
そこでこの式は、実際の気体を広い範囲で
扱うことができる。
実際の気体
nモルあたり
P+a/v2乗 V-b = n・R キロモル・T
P:圧力 V:体積
R:気体定数 T:絶対温度
PV = n・R・T
(比較のために理想気体の状態方程式を再録)
ファン・デル・ワールスの状態式
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